日本から泳いでアメリカへ行く!命知らずな男の決意の裏にある「真面目な素顔」より

seitai-alba17

2015年05月26日 07:00


チャレンジこそが彼の人生なんです

海の向こうではフランス人冒険家ベン・ルコント氏のとんでもない挑戦が話題のようです。しかも、その内容は東京からサンフランシスコまで、8,851kmもの距離を泳いで渡るというもの。

なんて無謀な…と思ってしまいますが、すでに「VICE」や「バンクーバー経済新聞」といったメディアが伝えているところによると、ルコント氏の挑戦は個人的な冒険という以上に、社会的なメッセージが込められているようなんです。

5ヶ月間、1日8時間も泳ぐという極めて過酷なチャレンジです。しかしこの挑戦には彼の熱い想いが秘められています

じつは今回の冒険は、二酸化炭素の排出量削減キャンペーンや、海洋ゴミ問題を啓蒙するグループの基金集めが目的。そのため、挑戦の様子をライブストリーム放送し、ソーシャルメディアを使って専門家からのコメントも集めるようです。

通る道の名は「太平洋ゴミベルト!」

実際に泳ぐルートは、プラスチックなどの海洋ゴミが集まっている海域。その場所を、あえて自分が泳いで進むことで、人々にもっと問題意識を持ってほしいというという願いが込められています。

自分が子供の頃に見た海の景色、それが物凄い勢いで汚れていく様子を目の当たりにし、子を持つひとりの父親として何かできることを、と決意したそう。

今回のベン・ルコント氏の挑戦は、普段意識しないゴミの流れ場所を教えてくれる機会になりそうです。心打たれます


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